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今日は、前の記事での「適応機制」について一部解説しました。

「適応機制」とは、不快、不安、不満が維持された状態を指す「不適応」の状態を解消するための「意識活動（＝思考・意志の形成）」を指します。


14種類の中、本記事では8～14まで説明したいと思います。

テキストにも説明はあったのですが、中々説明が難しく、以下のサイトも参考にしながら理解しました。

8. 同一視
9. 合理化
10. 逃避
11. 補償
12. 知性化
13. 白昼夢
14. 攻撃機制

８．同一視

自分の重要としている人の価値観や態度を取り入れてそれに従うことです。
例えば、流行しているアイドルのファッションの真似をするなどです。

９．合理化

葛藤や罪悪感を伴う言動や行動を理屈を付けて正当化することです。
例えば、自力で得られそうにないものに対して、あまり大したことないと思い込んだり、自分が既に持っているものをすごいと思い込むことです。

１０．逃避

うまく適応できない状態から逃げることです。
例えば、レポートの作成が今日で〆切なのにもかかわらず、部屋の掃除に費やすなどです。

１１．補償

自分の欠点や劣等感に対して他の部分に優越感を感じることで補うことです。
例えば、運動は苦手だけれど勉強を頑張るなどです。

１２．知性化

本能や衝動のコントロールに合理的・理性的な判断をしながら理知的に処理していくことです。
例えば、男性が女性に告白してフラれた場合、男性が女性より男性の告白成功率が低いから、という理屈で片付けることなどです。

１３．白昼夢

空想によるイメージ内の活動で自己を満たして現実逃避することです。
例えば、自分が好きなアイドルとデートをしていることなどです。

１４．攻撃機制

欲求不満などの原因に対して、攻撃を加えることで解決を図ることです。これは相手だけでなく自分自身に対してもあり得ます。
例えば、相手に対する八つ当たりや、自傷行為などです。

これで14種類の適応機制についての解説は終わりです。
人間には色々なマイナスな感情に対しての意識活動が存在するんですね。


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さて、前回の記事で「適応機制」について少し勉強しました。
ここで、まずは「適応」と「不適応」についてです。

• 適応：個性的な自分自身が様々な問題に対して適切な対応ができ、肯定的に評価されています。また、自分自身も安心、満足、快活的な情緒感が持てている状態のことを指します。
• 不適応：不快、不安、不満が維持された状態です。生活環境や自然環境での様々な問題に対して適切、有効な対応ができず、自分自身がそれらの感情に支配されている情緒不安定な状態のことを指します。

この「不適応」の状態を解消するための「意識活動（＝思考・意志の形成）」を「適応機制」と呼びます。


そして、適応機制には以下の1～14の種類があるそうです。
本記事では、1～7までを説明したいと思います。

テキストにも説明はあったのですが、中々説明が難しく、以下のサイトも参考にしながら理解しました。

1. 代償
2. 抑圧
3. 投射
4. 転移
5. 昇華
6. 反動形成
7. 否認

１．代償

ある目標が達成するための欲求が満たされない場合、その欲求の対象を別の目標に置き換えることです。
例えば、旅行に行きたいお金がないためにネット上の写真を見て満足する対応です。

２．抑圧

不満や葛藤がある場合、その原因となる欲求や動機を無意識の領域に押し込むことです。要は忘れさせることです。
例えば、虐待された体験を忘れることが当てはまります。

３．投射

受け入れがたい感情や欲求を認めることによる不安を避けるため、他の人や物に対象を変えることです。
例えば、自分がある人を嫌っているだけなのにもかかわらず、その人は自分を嫌っているから自分はその人を嫌いと考えることです。

４．転移

ある対象に向けられた感情や態度を別の対象に向けることです。
例えば、学生である自分が親に対して怒りがある場合、学校の教師に対して怒りを持って反抗してしまうことです。

５．昇華

社会的に容認されない欲求を容認可能な行動に変えて満たすことです。
例えば、自分が親だとして自分の子どもを捨ててしまった場合、それを悔いて児童施設に寄付して貢献することなどを指します。

６．反動形成

受け入れがたい欲求や衝動を避けるために正反対の行動をとることです。
例えば、好きな子に意地悪な態度を取るなどです。

７．否認

受け入れたくない欲求や現実から目をそらすことです。要は、見て見ぬ振りをすることです。
例えば、あの医者は自分の事をアルコール依存症と言うが、自分は決してそんなことはないと思うことです。


本記事では以上です。
残りは次の記事に書きたいと思います。


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その中で前述した「欲求不満」にあるように、「欲求」についてアブラハム・マズローは「欲求段階説」という１～５の階層で以下のように整理しました。

1. 生理的欲求
2. 安全欲求
3. 所属と愛情の欲求
4. 承認の欲求
5. 自己実現の欲求

また、以下がそのイメージ図です。下から順に１～５です。



１つ目は「生理的欲求」です。